【ゲーム紹介】遺失物センターの日常

あいさつ

こんにちは、アイ・スーです。今回は遺失物センターの日常を紹介します。

概要

遺失物センターの日常は、Rogue Duck Interactiveが開発し、2024年11月25日にリリースされたカジュアルシミュレーションゲームです。対応プラットフォームはWindows PCで、Steamにて購入できます。このゲームの舞台は少し風変わりな遺失物センター。プレイヤーは管理者となり、センターに届けられるさまざまな遺失物を処理していきます。遺失物の中にはスマートフォンやノートパソコンといった日常的なものから、極秘文書や爆弾の入ったアタッシュケースのようなスリリングなものまで含まれています。プレイヤーの選択次第で、真面目に遺失物を返却する管理者になるか、それとも道を外れた「管理者」になるかが決まる、ユーモアと皮肉が詰まった作品です。

操作性

操作方法は非常にシンプルでゲームは主にマウス操作を基盤とし、アイテムをクリックして顧客に返却するか、自分のものにするかを選ぶだけなので誰でもすぐに慣れることができます。アイテムにはラベルや見た目に情報が含まれており、それを元に正しい処理をすることが基本ですが、倫理的な判断を迫られる場面も少なくありません。

特徴

このゲームの最大の特徴はカジュアルなゲーム性です。このゲームは遺失物が届けられるので、その遺失物を持ち主に返し、お金をためていくことが目標です。遺失物は持ち主に返すこともできますが返さずにいブラックマーケットに売ったり、めんどくさい時は廃棄してしまうなど、倫理に外れたこともできます。登場する遺失物の種類が非常に豊富で、普通のスマホやバッグから極秘文書や危険物まで幅広く、アイテム自体がゲームプレイの新たなアクセントを加えています。アイテムが多いので机の上を整理しないと紛失物が見つからないなんてことも…

また、ビジュアル面では、シンプルなデザインがゲームの軽快な雰囲気を際立たせています。音楽も印象的で、気軽に遊べるカジュアルな空気感を盛り上げてくれます。ゲーム内のテーマには社会風刺的なメッセージが含まれており、単なるカジュアルゲームを超えた深みを感じさせます。遺失物という題材を通じて、人々のモラルや倫理観に問いかける作品であり、ユーモアの裏にある洞察力が光ります。

プレイ感想

本作の一プレイは約3時間程度と短めで、気軽に楽しめるゲームです。プレイヤーは4つの難易度から選択でき、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめるのが魅力です。ただし、低難易度では暇を感じる場面もあるため、適切な難易度選びが重要となります。

ゲームの中心となるのは、遺失物を正しい持ち主に返すこと。ただし、正道を外れた遊び方も許容されているのがユニークで、遺失物を廃棄したり、ブラックマーケットで売ったりすることも可能です。この自由さが「スタッフとしての倫理観」を試されるような面白さを生み出しています。

報酬としてもらえるチップはアイテムごとに異なり、高価なものを選んで返したり売却することで効率的に稼ぐことができます。ただし、チップの単価は最高でも約400ドル程度で、最終的な目標金額に到達するまでにはそれなりの時間がかかります。この点は、じっくりプレイする方に向いているといえます。

しかし、ブラックマーケットに持ち込むための箱が使いづらかったり、遺失物の判定がシビアだったりと、操作性に不満が残る部分もありました。また、所持金が中盤以降には飽和してしまうため、30日を超えると目標が薄れ、100日実績に挑戦する気力が続かない点も課題です。中盤以降に新たなイベントやほかに所持金の使い道が追加されれば、さらに楽しさが広がるでしょう。この点は今後のアップデートに期待ですね。

遺失物センターのスタッフなんて簡単な仕事だと思っていたけれど、実際にやってみると予想以上に大変だと感じるゲームでした。

おわりに

遺失物センターの日常は、ユニークなテーマと自由度の高いゲーム性が魅力のシミュレーションゲームです。リアルな職業体験を提供しつつ、ブラックマーケットや廃棄といった「規則の外れた選択肢」を通じて、プレイヤー自身の判断や価値観を試される点が特に印象的でした。

一方で、後半の展開の単調さや操作性の煩雑さといった改善点も感じられましたが、全体としては十分に楽しめる作品と言えます。短時間で遊べる構成のため、忙しい日常の中でも気軽にプレイできるのも魅力でした。

軽快な遊び心とリアルな職業感覚が融合した遺失物センターの日常をぜひプレイしてみてください。

また、別の記事で…

引用

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