【ゲーム紹介】Refind Self - アイ・スーのゲーム記録

あいさつ
概要
操作性
特徴
プレイ感想
終わりに
引用
別記事

あいさつ

こんにちは、アイ・スーです。今回は『Refind Self』を紹介しようと思います。

概要

Refind Selfは、自分自身を見つめ直す旅をテーマにしたアドベンチャーゲームです。このゲームを開発したのはインディーゲームスタジオのToge Productionsで、2024年10月26日にリリースされました。現在はPC（Steam）でプレイ可能です。物語は、自らの心を見失った主人公が、記憶のかけらや感情を取り戻すために精神世界を旅するという内容です。この旅を通じて、プレイヤーは主人公と共に「自分とは何か」を問いかけ、さまざまな選択を下しながら物語を進めていきます。深いテーマ性を持ちながらも、温かさを感じさせるストーリーが特徴です。

操作性

このゲームは、直感的でストレスの少ない操作感を重視して設計されています。基本的にはポイント＆クリックのスタイルで、キャラクターの移動や調査、選択肢の決定などが行えます。コントローラーにも対応しており、操作性に関する自由度が高い点も魅力的です。基本的にはWASD移動とクリックしかないので、操作がわからないことやできないなんてことにはならないでしょう。

特徴

本作の特徴としてまず挙げられるのは、そのグラフィックスタイルです。柔らかい手描き風のアートが、主人公の孤独や葛藤、希望を優しく包み込むように描かれています。ステージごとの雰囲気も印象的で、色彩の変化が感情を揺さぶる場面も多く、視覚的な体験が非常に豊かです。さらに、音楽もまた大きな魅力の一つ。ピアノを中心としたシンプルで情感豊かなサウンドトラックが、ゲームの持つ哲学的で静かな世界観をさらに引き立てています。耳に残る旋律が、プレイヤーの心に深く刻まれるでしょう。

キャラクターについても、単なる物語の登場人物にとどまらず、主人公の内面的な感情や記憶を象徴する存在として緻密に描かれています。彼らとの対話を通じて、プレイヤー自身の価値観や考え方が自然と試されるような仕組みが用意されており、物語への没入感が高まります。ゲームシステムにおいても、選択による分岐や結果が物語に影響を及ぼす設計となっており、自分の選択がどのような意味を持つのかを深く考えさせられる瞬間が多いです。

プレイ感想

Refind Selfの最大の魅力は、プレイヤーの選択がゲーム内での診断結果に影響を与えるだけでなく、行動の一つ一つで診断が進む点です。歩いた歩数や調べた回数、話しかけた人などこれらも診断要素になっています。そして、一回ですべてを行うことはできません。そのため、プレイするたびに新しい発見があり、「次はどんな結果が出るのだろう？」というワクワクを楽しむことができます。一度クリアして終わりではなく、何度も繰り返しプレイすることで、より深く自分自身や物語の真実を知ることができる設計になっています。簡単な操作感とは裏腹に、奥深いテーマを扱っており、短時間のプレイでも新しい視点を得られる点が印象的です。

ゲーム内で提示される選択肢はプレイヤーのプレイスタイルとしての性格を映し出すような感覚だと思いました。私自身、探索型のゲームでは調べられるものは片っ端から調べるので今回も普段と変わらないようにプレイしていました。この行動が診断にどう影響していたかは正確には分かりませんが、性格診断を意識するあまり、普段より念入りに周囲を調査したように思います。もしかすると、そういったプレイヤーの癖を引き出す仕掛けは、ゲームの意図するところなのかもしれません。

また、本作ではプレイ後に診断結果をほかのプレイヤーと比較することもできます。自分と同じ行動を取った人や、自分が選ばなかった選択肢を選んだ人の診断を見ると、意外な発見があり、非常に興味深い体験となります。このように、他人との違いを知ることも、自分を知る一助となるゲームの仕組みの一部だと感じました。ちなみに画像は私の一週目の診断結果です。

ストーリーやグラフィック、テキスト表現もまた魅力的です。テキストや絵は無駄がなく、それでいて心に染み入るような静かな力を持っています。「性格診断」と聞くと少し構えてしまう人もいるかもしれませんが、本作では結果そのものに正解はなく、物語の進行に大きな影響を与えるわけでもありません。そのため、主人公になりきって選択しても、自分の直感や価値観で選んでも楽しむことができます。結局のところ、選択肢やストーリーそのものを楽しむことが、このゲームの醍醐味だと思いました。

私はこのゲームのシナリオを最後まで一気にプレイしてしまいました。結末についてはここでは触れませんが、ぜひ実際にプレイしてその目で確かめてみてください。きっと、あなた自身にとっても新しい発見があるはずです。