挨拶
こんにちは、アイ・スーです。今回はSuperliminalを紹介します。
ゲーム情報

発売日: 2020年11月6日
開発元:Pillow Castle
価格:2,050円
言語:日本語プレイ可能
※2024年11月2日現在
概要
Superliminalは、視点や錯覚を駆使して進んでいくユニークなパズルゲームです。プレイヤーは夢の中のような世界で、物の大きさや距離が視点によって変わる仕組みを利用しながら謎を解きます。見方やとらえ方を変えることで独特な世界観と、不思議で幻想的なビジュアルがプレイヤーを引き込み、常識を覆す体験を提供してくれる作品です。
操作性
Superliminalは、基本的な操作はシンプルで直感的に設計されています。マウスで視点を動かし、クリックで物体をつかんだり放したりする操作がメインです。操作感は滑らかで、視点や距離によって物体がどのように変化するかを体感しやすくなっています。パズル要素が視点と視覚に依存しているため、カメラ操作の精度がゲームプレイの鍵となりますが、PC操作でのレスポンスも良好です。
特徴
Superliminalの最大の特徴は「錯覚」を中心としたパズルデザインです。プレイヤーの視点や位置により、物体のサイズや距離感が変化するという不思議なギミックが数多く登場します。例えば、ある角度で見れば画像のような大きく道をふさぐ物体も、距離や見方を変えると…

このように小さくなって道を開けることができます。

このように大きさが変わるものや壁からものを取り出したり、あるように見えてなにもなかったり、逆に何もないように見えて、壁があったりとあらゆる錯視が登場します。リアルと非現実の境目を行き来するような感覚は、他のゲームにはないユニークな体験をすることができるでしょう。また、ゲームを進めるごとにさらにトリッキーで奥深いパズルが待ち受けており、視覚の常識に挑むプレイヤーの挑戦意欲を掻き立てます。
プレイ感想(一部ネタバレ注意)
ものすごく簡単に言えば、Superliminalは「目の錯覚の通りになるゲーム」です。とはいえ、そう言われてもピンとこないですよね。実際にプレイすると、チーズやリンゴを大きくして足場にしたり、ドアを巨大化してその中に入ったりと柔軟な発想が求められる場面が多く、頭の柔らかさが肝となります。

個人的に一番苦労したのはレベル2でした。何がつかめるのか、何がつかめないのかがわからず、ステージの至る所をひたすらタッチしていました。意外なものがつかめることもあるので、常識に囚われず試すことが重要だと痛感しました。ただ、レベル2をクリアしてからは「このゲームのルール」に少し慣れたのか、サクサク進められるようになりました。ほかに苦戦したのはレベル7(だったと思う)の階段と非常口がぐるぐるループするステージです。階段を下りて、一度見た方向が壁になることに気づかず壁のあちこちをタッチしていました。
Superliminalは発想の豊かさ、意外さ、そしてその見せ方に驚かされる場面が多いです。プレイ中、進むごとに鳥肌が立つような、ぞわっとする不思議な快感が何度も味わえました。夢の中の話ではありますが、まさに夢のように非現実的な体験ができるのが大きな特徴です。オブジェクトの大きさを自由に変えたり、ドアがどこにもつながっていなかったりと、シュールで不条理な要素も満載で、ユニークな体験ができることは間違いないと思います。ただし、このゲームは結構酔いやすいです。私も頻繁に酔いを感じたため、酔いやすい方は適度な休憩を取るなどの工夫が必要だと思います。
夢の世界という設定だからこそ味わえるこのゲーム体験は通常のパズルゲームにはないユニークな楽しさを提供してくれます。感覚的にはパズルを解くというよりも、いままでとはちがう新しい感覚で世界を探索しているような、特別な感覚に包まれる作品でした。
終わりに
Superliminalは、シンプルな操作で奥深いパズル体験が楽しめる作品です。視覚のトリックを巧みに利用したギミックの数々は、プレイヤーに驚きと新鮮な気づきを与えてくれるでしょう。もしユニークで記憶に残るゲーム体験を求めているなら、ぜひプレイしてみてください。
また、別の記事で…
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