あいさつ
こんにちは、アイ・スーです。今回はテーブルゲームを感じる中世を舞台にした錬金術カードゲーム『錬金術の道』を紹介します。
錬金術の道 概要
中世を舞台にした錬金術カードゲームで、開発と販売はRocketBrush Gamesです。2025年8月22日にSteamで発売されました。

中世の若き錬金術師として探索や栽培で素材を確保し、日々調合を重ねます。工房を拡張し人手を雇い、着実に運営を整えます。冒険者を各地へ派遣し依頼をこなし報酬を得ます。禁忌の研究も可能で、錬金術師として人の道にも悪の道にも進めます。
詳細
本作は錬金術×カードの融合作です。中世の若き錬金術師としてレシピと素材集めを行き来して錬金術師としての名を高めていくことが目的になります。
このゲームの一番要素はカード管理です。素材や作物、お金、雇った冒険者など錬金術師としてできることが増えてくるごとに管理するカードが増えていきます。賞味期限のあるカードや成果が出るまでに時間がかかるカードもあるのでいかに全体を見通し無駄をなくしていくかが重要です。
テーブルゲームのようなカードデザインと中世ファンタジー感を感じさせるグラフィックがよりゲームの雰囲気をよりよくしています。
操作
操作はマウス中心のポイント&クリックです。画面のカードや素材をクリックで選び、使用および情報を見たりすることができます。ドラッグでカードを動かすことができます。基本的な操作はこれで完結すると思います。調合する際もドラッグでレシピと素材を枠に入れるだけです。基本操作はゲーム内のヘルプ/設定からいつでも確認できます。
プレイ感想
良かった点
よかった点として手探りでゲームを進めていくのが非常に面白かったです。「冒険(探索)」カードが出始めたころから資金繰りが一気に忙しくなり、傭兵を雇えば雇うほどタスクが増えて“如何に無駄なく計画的に回すか”を考える管理ゲーの楽しさが立ち上がります。盤面を睨み合う時間はまさにテーブルゲームの手触りで、重厚な雰囲気はすごく好きでした。手探りで何かを見つけていくタイプのゲームが好きな人には強くおすすめできます。

気になった点
気になった点としては中盤以降は画面上で扱うカードが増え、消費期限つきカードの見落としが発生しがちです。ただこれに関しては私の管理ミスといわれればそれまでですので、期限がもう少し見やすいと助かりそうだなと感じました。UIがわかりづらい、対象カードがどれか瞬時に伝わりづらいなどで不便に感じる場面がありましたのでそこは好みが分かれると思います。
総評
まだ出たばかりの作品だけに、ここからの改善でさらにプレイしやすくなる余地は大きいと感じます。一方で、資源と時間を最適化して回す“おもしろさ”は既にしっかり存在していると感じました。
おわりに
資源と時間をつなぎ合わせ、無駄を削る快感が光る一作でした。計画がかみ合った瞬間の手応えがそれを上回ります。試行錯誤で最適解を探す管理パズルやテーブルゲーム的な思考戦を好む方に強くおすすめします。物語と空気感も良質で回り始めるほど没入度が増していきます。今後のアップデートで環境が整えば、長く遊べるゲームになり得ると感じました。
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