ファンタジーマップシミュレーター【ゲーム紹介】

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あいさつ

こんにちは、アイ・スーです。今回は架空世界を創造し進化を観察できるシミュレーションゲーム『ファンタジーマップシミュレーター』を紹介します。

ファンタジーマップシミュレーター 概要

『ファンタジーマップシミュレーター』は、地図を自動生成・編集し、その上で国家の内政・外交・戦争を長期シミュレーションする“ファンタジー世界観の歴史観察ツール”です。開発・発売は The Stranger。リリース日は2024年9月4日で、現在は早期アクセス中。対応プラットフォームはWindows(Steam)。日本語表示に対応しています。

詳細

本作は、数クリックで地形や国境を生成・編集し、国家AIが内政・外交・戦争を重ねていく“歴史の流れ”を長期観察できる点です。必要に応じて介入して勢力の命運を左右でき、放置して眺めるだけでも世界史ドキュメンタリーのように楽しめます。さらにデスクトップ壁紙モードに対応し、作業中も帝国の興亡が背後で進行します。これにより「創る」「任せる」「見届ける」の循環が心地よく機能します。ユーザー制作物はSteamワークショップで共有でき、マップだけでなく宗教・文化セットなどの拡張にも対応します。早期アクセスとして継続的にアップデートが行われており、直近も更新が確認できます。

操作

操作はマウス主体です。新規ワールドの生成や地図編集は画面下のメニューから行い、国家の興亡を観察しつつ必要に応じて介入できます。表示の切替は数字キーに割り当てられており、1・2・3で国家/同盟/文化ビューへ素早く移動できます。州の詳細はShift+左クリックで確認でき、Alt+Enterでウィンドウ⇔フルスクリーンを切り替えられます。壁紙モード中も地図の一部操作に対応しており、作業の裏で世界の変化を追いやすい設計です。

プレイ感想

良かった点

“じーっと眺める”のに本当にちょうどよく、壁紙モードで作業の合間も世界の鼓動を感じられます。地図生成も速く、ゲーム速度も大きく引き上げられるので短時間で歴史が進む爽快感があります。

画像を読み込ませて地図を作る機能は自由度が高く、身近な題材を即座に世界化できるのが最高です。ランダム生成のたびに地形や勢力図、興亡のドラマが変わるためリプレイ性も抜群で、観察することも介入して遊ぶこともできます。

価格に対してできることが多く、総じて“コスパのよい地図作成ソフト”という印象でした。ちなみに私はケッチャプやマヨネーズなど“調味料の国”を並べて独自世界を再現し、思わずスクリーンショットを量産しました。生成→観察→再生成のサイクルが軽快に回るため、気づけば“もう一局”と時間が溶けるタイプの魅力があります。

気になった点

一方で操作説明が少なく、最初はかなり戸惑います。ショートカットや各ビューの意味を自分で掴むまでの時間がかかるのは確かにありますが、そこは頑張って慣れましょう。さらにAI国家が割と常に戦争して世界が目まぐるしく動くため、5倍速とかにすると何が起きているのかよくわからなくなることがあります。基本は等速〜中速で流れを観察し、たまに加速する運用が無難だと思いました。

総評

“創る→見届けるが気持ちよく循環する、観察派にも創作派にも刺さる一本です。軽快な生成と高速進行で短時間でも遊べ、画像読み込みで自由度も高い一方、導入時の不親切さと情報過多は人を選びます。とはいえ慣れてしまえば、作業の合間に世界の興亡を眺めることができるので地図遊びを広げたい方に強くおすすめです。

おわりに

全体として地図好きのための小さな実験箱だと感じました。おすすめは、ワールドビルディングや歴史観察が好きな人、作業の裏で“背景としての世界”を流したい人、テーマ縛りの創作遊びが得意な人。逆に、緻密な内政やストーリー主導のドラマを最初から求める方にはやや素朴に映るかもしれません。とはいえ軽快な生成、手頃な価格感、そして自由度の高さは強い魅力でした。

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