あいさつ
こんにちは、アイ・スーです。今回はデッキ構築型のローグライク戦略ゲーム『Fights in Tight Spaces』を紹介します。
Fights in Tight Spaces 概要
本作はデッキ構築型のローグライク戦略ゲームです。開発はイギリスのGround Shatterが担当し、2021年12月2日にリリースされました。プレイヤーはスパイ組織のエージェント11となり、世界各地の犯罪組織と対峙します。デッキ構築と戦略的なターン制バトルにアクション映画のような戦闘アニメーションを融合させたゲームを体感することができます。
200枚以上のカードから敵やプレイスタイルにあわせたデッキを構築しよう。ランダムイベントとの遭遇、特殊能力や怪我カードの獲得、今後の戦いに備えてエージェントを強化する重要な選択などが待ち受けている。
詳細
本作はスタイリッシュな戦闘と戦略性が融合したゲームです。デッキ構築型のローグライク要素を採用し、選択が戦況を大きく左右します。狭い空間での戦闘が特徴的で環境を利用した攻撃が可能です。洗練されたモノクロ調のビジュアルが、スパイ映画のような雰囲気を演出しています。
キャラクターはシンプルながら個性的で、プレイスタイルに応じた戦略が楽しめます。カードの組み合わせ次第で多彩なアクションが生まれ、プレイのたびに異なる戦略が求められます。敵の動きを読み、最適な手を打つことでスリリングな戦闘を体験できます。
操作性
プレイヤーはカードを使い、敵との近接戦闘を繰り広げます。各カードは攻撃、防御、移動などのアクションを表し、戦略的な選択が求められます。ターンごとに行動ポイントが割り当てられ、カードを使用することで消費します。敵の動きを予測し、効果的な立ち回りが重要です。キーボード操作では、マウスでカードを選択し、フィールド上の位置をクリックして行動を決定します。また、コントローラーにも対応しており、直感的な操作が可能です。チュートリアルやガイドが充実しており、初心者でもスムーズにプレイを始められます。
Fights in Tight Spaces プレイ感想
良かった点
本作は、他のカードローグとは異なり、位置取りが重要なバトルシステムが特徴的です。敵の攻撃範囲から逃げることが可能で立ち止まってブロックするよりも動いて避けるのがセオリーとなります。そのため、移動カードが非常に重要な役割を果たします。この点は他のゲームにない面白さだと思います。
デッキの種類も様々なタイプがあります。カウンターを狙うタイプのデッキや癖のあるカードが多いデッキなど多種多様にあったのは、個人的に飽きを感じさせない作りだと感じました。また、デッキのインフレ傾向も控えめでした。本作は派手なコンボを狙うよりも状況に応じた堅実なプレイが重要です。カードの強化とバランスを意識すれば、事故が少なく安定したプレイができるかなと思います。詰将棋をしているような感覚でできて、面白かったです。
気になった点
本作をプレイして気になった点がいくつかあります。例としてステージごとに指定ターン以内に撃破する、ダメージを10以上受けないなどのボーナス条件があるのですが、デッキの火力が低いと序盤に賞金を稼ぎづらく、デッキ構築の進行が遅れるのはストレスになる方はいるかもしれません。また、このゲームは全体的に展開が遅めです。そのため、スピーディでスタイリッシュなバトルを求める人には、やや硬派に感じる可能性があります。
まとめ
見た目が地味で手を出しにくかったものの遊んでみると非常に面白いゲームでした。一方でドローが少ないため、たくさん引いて一気に攻めるみたいな爽快感はありませんが、限られた手札で最善の一手を考える硬派なゲーム性が魅力です。そのため、他のカードローグのようなコンボ主体ではなく、位置取りと状況判断が重要なため、違った楽しみ方ができました。じっくり考えてプレイする戦略ゲームが好きな方には、ぜひおすすめしたい作品です。
おわりに
『Fights in Tight Spaces』は戦略的な位置取りとデッキ構築が魅力のカードゲームです。そのため、戦略性が高く、じっくり考えてプレイする楽しさがあります。一方でスピーディな爽快感を求める人には向かないかもしれません。しかし、戦略ゲームが好きな方、硬派なシステムが好きな方にはおすすめです。ぜひプレイしてみてください。
それでは、次の記事で…
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