Anonymous Hacker Simulator【ゲーム紹介】

あいさつ
概要
1. 詳細
2. 操作
プレイ感想
おわりに
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あいさつ

こんにちは、アイ・スーです。今回はリアルなハッキングシミュレーションゲーム『Anonymous Hacker Simulator』を紹介します。

概要

『Anonymous Hacker Simulator』は、2024年4月3日にリリースされたインディー系ハッキングシミュレーションゲームです。開発はSicarius、販売はG-DEVS.comとCreativeForge Gamesが担当しています。ジャンルはシミュレーションに分類され、リアルなハッキングを体験できます。

プレイヤーは匿名のハッカーとして、様々なミッションに挑みます。ゲーム内ではNmapやAirocrackなどの実在するツールを使用し、セキュリティを突破していきます。操作は簡略化されているだけでなく、使うツールやファイルも表示されるので初心者でも安心してプレイ可能です。価格は1,980円（税込）でSteamにて購入できます。

詳細

本作は、リアルなハッキング体験が楽しめるシミュレーションゲームです。プレイヤーは熟練な匿名のハッカーとなり、市民データの大規模な監視を強制する組織の計画の裏に隠された真実を暴くためのミッションに参加していきます。

ゲームシステムは、仮想PC内でコマンド操作やアプリ管理を行い、ミッションを達成していくスタイルです。ストーリーは政府の陰謀を暴くという骨太な内容で、プレイヤーの行動によって結末が分岐します。

グラフィックは無機質でシンプルながら、実在のPC環境を思わせるリアリティがあります。BGMは控えめで緊張感を高め、作業中の没入感を損なわない設計になっています。登場人物は少数ながら、テキストや会話のやり取りにより緊迫したドラマが展開されます。

架空のOSや端末が登場し、それらを駆使してターゲットを追い詰める流れはスリル満点です。情報収集、クラッキング、暗号解析など、現実のハッキングに近い流れを再現しています。シンプルな操作性と奥深いゲーム性が融合し、長時間プレイしても飽きにくいのが魅力です。

操作

本作では実在するハッキングツールを模したコマンド操作が中心です。操作はキーボードでのタイピングが主体で、初心者でも扱いやすい設計です。ゲーム内の仮想PCは、デスクトップやファイル構造がリアルに再現され、没入感を高めています。また、GUI操作も取り入れられており、直感的なインターフェースが特徴です。また、コピー＆ペースト機能もあるのでコマンドを素早く実行できます。

操作性はシンプルながらも奥深く、プレイヤーのスキルに応じた多様な戦略が求められます。このようにリアルとゲームの境界を感じさせない操作性が、本作の大きな魅力です。

プレイ感想

良かった点

このゲームはプレイヤーはハッカーとしてマルウェアやウイルス、不正アクセスなどいろんな内容を体験できるのが非常に良かったです。自分の行動によってホワイトハッカーにもブラックハッカーにもなれるのがゲームの自由度を感じられて、面白かったです。

序盤は操作手順が細かく表示されるため、初心者でも迷うことなくプレイできまが、ストーリーが進むごとにサポートは徐々に減り、自分で覚えたコマンドや手順を応用していく必要が出てきます。そのため、ただ言われた通りに操作するのではなく、自分の成長や理解が求められる構成が非常に魅力的でした。

SNSやメール、コマンドプロンプトを使って仮想の世界で情報を盗み出す過程はリアルさもあり、つい夢中になります。舞台が自宅PCだけで完結せず、建物に潜入してセキュリティを突破するなど、物理的なアクションも加わることでゲームのテンポが単調にならず、最後まで飽きずに楽しめました。

気になった点

日本語翻訳は文脈的におかしい箇所や意味が通じにくい表現が多く、物語の流れを把握しにくい場面もあります。BGMの音量が非常に大きく、設定で細かく調整できない点もプレイ中に少し煩わしく感じました。ゲームシステム自体は簡略化されていますが、提示される情報が少なくなると「何をすればいいのか」がわからなくなるタイミングがあり、詰まってしまうこともあります。日本語でプレイする場合には、人物名などを英語で入力しないと検索結果に出てこない仕様もあり、地味に不便でした。

総評

全体としては天才ハッカー気分を味わえる、他にはない独特な体験ができる作品です。現実では絶対にできないことを安全に試せるという意味でも価値があり、もし英語がある程度読めるなら英語設定で遊ぶことで本来の緊張感やリアルさをより味わえると思います。ハッカーの職業体験としては十分に楽しめる内容となっているので気になった人はぜひやってみてほしいです。