あいさつ
こんにちは、アイ・スーです。今回はサイコロで出た数字を盤面に配置し、タイルを育てながらモンスターと戦うターン制式のストラテジーボードゲーム『BoardLand』を紹介します。
BoardLand 概要

BoardLandは、サイコロで出た数字を盤面に配置し、タイルを育てながらモンスターと戦うターン制式のストラテジーボードゲームです。一手ごとに盤面が進化し、戦略性が高まる仕組みが特徴です。開発はHigh Fish、パブリッシャーはJungle Game Labによるもので、Steamでは2024年初頭に正式リリースされました。
プレイヤーはファンタジー風の異世界に足を踏み入れ、サイコロの出目と盤面構成を駆使しながらステージを攻略していきます。シンプルなルールながら、深い戦術性とゆるやかな成長感が魅力の作品です。
詳細
本作は、拡張し続ける盤面とランダムなダイス出目の掛け合わせが絶妙で、一見シンプルながら深い戦略性があります。プレイヤーはタイルの配置を通じて自分だけのフィールドを育み、バトルや資源管理を駆使してステージを切り拓いていく爽快感があります。特徴的なのは、ルールのシンプルさとランダム性の両立で初心者でもすんなり入り込めるのが良ポイントです

グラフィックはファンタジー調の柔らかいタッチで統一されており、キャラクターやモンスター、タイルのデザインからは温かみと親しみやすさが感じられます。また、BGMも心地よく淡いメロディがながらプレイヤーの思考を妨げず、むしろ没入感を高めます。
この構成は、ダイスで手に入れた数値を「どこに」「どのタイミングで」配置するかという選択の繰り返しで成り立っており、単調になりがちなターン制を常に刺激的に保つ工夫がちりばめられています。
操作
BoardLandでは、毎ターン振る五つのダイスがすべて行動の鍵となります。ダイスを盤面上の移動や攻撃、防御といったコマンドに割り当て、それぞれを順に実行するシンプルな設計です。PCではマウスと左クリック中心の操作で、ダイス選択や配置はクリックで行い、視認性の高いUIにより迷うことなく進行できます。
ルール自体は複雑ではなく、初見でも流れを把握しやすい構造になっています。それでいて、選択の幅が広いため戦略性がしっかりと感じられ、プレイヤーの判断次第で盤面の展開が大きく変わる奥深さがあります。
プレイ感想
良かった点
良かった点としては音楽とイラストの可愛らしさが際立っていて、プレイ中は常に癒やしの空気に包まれていました。ダイスゲーム初心者でも戸惑うことなく進めるほど分かりやすく、しかもマウスだけで操作できるのが魅力です。何よりサイコロを使ってマスを進めながら、そのマス自体を強化できるというシステムがとても楽しく、じわじわと盤面が成長していく感覚が心地よかったです。

ボスや敵の種類もそこそこ用意されていて、短い時間でも適度に戦略を楽しめました。しかもこのクオリティで無料というのはなかなかお目にかかれないものでした
気になった点
気になった点としては、チュートリアル後に初見でクリアできてしまうほど難易度が低く、ゲーマー視点だと物足りなさを感じる部分もありました。また、ボリューム自体もやや控えめで、マスやダイスの属性が三種類しかないため戦略性に深みが出にくく、繰り返し遊ぶ中で飽きが来る可能性もあります。
さらに、一つのマスに連続してサイコロを使いたい場合、「1→2→3」のように連番でなければならないというルールがあるのですが、それに関する説明がないので、初回プレイでは理解するまで時間がかかりました。
総評
総じて、ほのぼのとした雰囲気の中で戦略的な遊び方を体験できる、短時間でサクッと遊ぶのに最適な良作だと感じました。実績ややり込み要素を重視しなければ、1周30分程度で気軽に楽しめるゲームであり、ダイスゲームに興味がある人や、かわいいビジュアルの作品が好きな人には特におすすめしたいタイトルです。気になったら、ぜひ一度手に取ってみてください。
おわりに
可愛らしいビジュアルと手軽な戦略性が魅力のBoardLandは、短時間で遊びたい人やダイスゲーム初心者にぴったりの良作です。気軽に遊べるので、ぜひ一度体験してみてください。
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