あいさつ
こんにちは、アイ・スーです。今回は夜の街を舞台にしたローグライトカードゲーム『白夜夢』を紹介します。
ゲーム概要
『白夜夢』はRenkaが開発したローグライトカードゲームです。2023年6月12日にPC向けにリリースされました。 プレイヤーは人が食べ物に見える少女となり、逃げる猫を追いかける過程で夜の街を探検します。ゲームはシンプルなカードめくりのルールで進行し、道中のポイントでカードをクリックして進めます。カードには、攻撃、回復、ダメージ免除、特殊効果など多様な種類があり、合理的な順番でクリックすることが攻略の鍵となります。
詳細
本作は夜の街を舞台にしたローグライトカードゲームです。プレイヤーは人が食べ物に見える少女となり、逃げる猫を追いかける過程で道中で出会う個性的なキャラクターたちと交流します。シンプルなカードめくりの操作で進行し、攻撃や回復など多彩な効果を持つカードを戦略的に使用します。後半になるほどダメージや効果が強力になるため、カードの使い方やスキルを考えてプレイする必要があります。
グラフィックはあっさりとして綺麗で、幻想的な夜の街の雰囲気を演出しています。音楽もゲームの世界観にマッチしており、プレイヤーを物語へと引き込みます。価格も手頃で、コストパフォーマンスに優れた作品です。
操作
本作の基本操作は、カードをクリックして進行するシンプルなものです。各カードには攻撃や回復、防御、特殊効果などの役割があり、プレイヤーは順番を考えながら使用していきます。操作自体は直感的でわかりやすく、マウス操作のみで完結するため、誰でもすぐにプレイに集中できます。一応、タッチするタイミングとかはありますが基本的には選んでタッチするだけなので困ることはないと思います。
プレイ感想
良かった点
良かった点としてまず感じたのは操作が非常に直感的でカードを1枚ずつめくっていくだけなのに、緊張感ある展開が味わえる点です。カードの内容には攻撃や回復、酩酊値の増減など多彩な要素があり、選択の重みが自然と増します。特に酩酊値のシステムはユニークで、マイナスになるとクリティカルが出やすくなるなど酩酊値にも気を配る必要があるのは他とは違う緊張感を演出しています。
イベントの選択やマップ移動がエンディングに直結する構造も面白く、どのルートを通るかを試行錯誤するのが楽しいポイントでした。エンディング条件をいつでも確認できるのは親切設計で、コンプ意欲も自然と湧いてきます。
価格が控えめでこのボリューム、そして可愛らしいビジュアルなら、コストパフォーマンスとしてはかなり優秀だと感じました。
気になった点
一方で気になった点は、ストーリー部分がやや淡白で、雰囲気はあるものの、もう少し背景が深まると良かったかもしれません。夢の中という設定や、登場人物が食べ物に見えるというユニークなシチュエーションは非常に魅力的なのに、そこを掘り下げきれていない印象が残ります。
マップの構造についても、初回はどこがどう繋がっているのか分かりづらく、何度かプレイして何となくマップがわかるようになるという感じでした。しかし、こういう地道な探索を楽しむ方もいるのでここは人によって意見が分かれそうです。
総括
総評として、本作は短時間でサクッと遊べる手軽さと、ローグライトらしい繰り返しプレイの面白さがしっかり共存しています。表面上はシンプルでも、プレイヤー次第でかなり戦略性の高い遊び方ができ、リプレイ性も抜群です。淡い夜の街で、少し不思議で、どこか寂しさも漂う世界観に包まれながら、軽やかに思考する時間が心地よい。忙しい日々の合間、ひと息つきたい時にそっと寄り添ってくれる作品だと思います。気軽さを求める人にこそおすすめしたい一作です。
おわりに
『白夜夢』は、一見シンプルながらも、独特の雰囲気と奥深さを併せ持った作品です。シンプルま操作の中に酩酊値やスキルといった工夫が盛り込まれ、プレイごとに異なる展開を楽しめます。特にエンディングの分岐条件を自力で探るワクワク感と、マップ構造を把握する攻略要素が絶妙に絡み合っており、繰り返し遊びたくなる中毒性があります。
かわいらしいビジュアルと穏やかな音楽に包まれながら、不思議で少しだけ切ない夜の冒険を体験できるこの作品は、短時間でしっかり満足したい人にぴったりです。価格も手頃でゲーム初心者からローグライト好きまで幅広い層におすすめできる良作です。手軽さと奥行きを両立させた『白夜夢』、ぜひ一度プレイしてみてください
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